まず疑うべきは見えねぇ詰まりと空気の通り道
掃除機かけてて、同じ場所を何度も往復しなきゃゴミが取れねぇ時、イライラするよな?
あー、ゴミがいっぱいになったかと思って捨ててみても、やっぱり吸わねぇ。こうなるともう壊れたか?って早合点しちまいがちだが、ちょっと待て。てる前に確認すべき場所がいくつかあるんだ。
まず見てほしいのが、ホースやパイプの途中だ。自分じゃ吸ったつもりがなくても、ティッシュの塊とか、子供の靴下、ペットボトルキャップなんかが途中で引っかかってることは意外と多いんだよ。ホースを外して、光に透かして向こう側が見えるか確認してみな。
それと、意外と盲点なのがホースの破れだ。蛇腹(じゃばら)の部分が裂けてたり、小さな穴が開いてたりすると、そこから空気が漏れちまって、ヘッドまで吸引力が届かねぇんだわ。もし穴を見つけたら、ビニールテープでぐるぐる巻きにして塞いでやれば、応急処置としては十分使えるようになるぜ。
あとは、ヘッドの裏側も見てみろ。転ブラシに髪の毛や糸くずがグルグル巻きになってねぇか?こいつが回らねぇと、カーペットのゴミを掻き出せねぇから、いくら吸っても綺麗にならねぇんだよ。ハサミで切って取り除いてやるだけで、見違えるように吸うようになることもあるぞ。
サイクロンと紙パック、どっちもサボり厳禁だ
掃除機のタイプによっても、弱る原因は変わってくる。まず、最近流行りのサイクロン式。ゴミが見えて捨てるのは楽だけど、こいつはフィルター掃除が命だ。ダストカップのゴミを捨てるだけじゃダメなんだよ。内部のプリーツ状のフィルターに、小麦粉みたいな細かいチリがびっしり詰まってねぇか?
これが目詰まりしてると、掃除機が深呼吸できねぇ状態になって、吸引力がガタ落ちする。付属のブラシで落とすか、水洗いできるタイプなら洗ってしっかり乾かすことだ。これをサボると、高い掃除機もただの重たい箱になっちまうぜ。
今度は昔ながらの紙パック式。こっちはまだ入るだろってケチって、パンパンになるまで使い続けるのが一番よくねぇ。紙パック自体がフィルターの役割をしてるから、ゴミが詰まると空気が抜けなくなって、モーターにすげぇ負荷がかかるんだ。
交換ランプが点く前でも、吸い込みが悪いと感じたらさっさと新しいのに変えるのが鉄則だ。あと、安い互換品の紙パックを使ってると、隙間からゴミが漏れてモーター室に入り込んじまうことがある。長く使いたいなら、数百円ケチらずに純正品を使うのが結局は安上がりってもんだ。
修理より買い替えが得な時もある
ここまで言ったことを全部試しても、やっぱり吸い込みが戻らねぇ。それか使ってるとキュイーンって変な高い音がするとか、排気がなんか焦げ臭い、なんて症状が出てきたら、残念だがモーター自体の寿命かもしれねぇな。
特にコードレス掃除機の場合は、バッテリーが弱ってパワーが出なくなってるパターンも多い。バッテリー交換だけで済めばいいが、モーターがいかれちまってる場合、メーカーに修理に出すと、部品代と工賃で新品が買えるくらいの金額を請求されることもザラにあるんだ。
掃除機の寿命はだいたい6年から7年くらいって言われてる。もしそれくらい使ってるなら、無理に直そうとするより、最新の機種に買い替えちまったほうが、軽くて吸い込みもいいし、結果的にストレスが減るってこともある。
道具ってのは手入れ次第で長持ちするもんだが、引き際を見極めるのも大事な判断だぜ。まずは一度、バラせるところはバラして、詰まりがないか徹底的にチェックしてみな。案外、靴下片っぽが出てきて一件落着、なんてことになるかもしれねぇからな。
